フリーターと化して今やっと自分が底辺にいる事を知る。その15

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その百貨店は暑かった。顧客が居なくなった百貨店は空調が止められている為か、とにかく暑い。

 

急いでダウンジャケットを脱いだ。こんな暑いところでダウンなんて着てらんない!

 

中2階で入館審査を終え、店舗出店予定地の3階へ向かう。

 

まだ何もないモルタルの床

 

そこには一面モルタルの床の敷地がずらっと並んでいた。まだ何も存在しない。

 

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唯一ここからここまでが1つの店舗の敷地を表す軽鉄(スタッド)がそれぞれの店舗予定地の間に打ち立てられていた。

 

ここにお店が建つのか…。まだ何もないなぁ。

 

僕と一緒だなぁ、まだこの業界に対して何も知識のない僕と。

 

幕内の携帯が鳴った。どうやら早速資材の搬入のようだ。床に貼る磁器タイルが到着したとのこと。

 

急いで百貨店の1階に向かうとすぐに、手荒い運転手がトラックで百貨店前に到着した。

 

キャスターの付いた台車にダンボールに包まれ数枚重ねになった磁器タイルを載せていく。これがものすごい重い!

 

だからといって放り投げてもいけない、なぜなら割れてしまうから。こんなに磁器タイルって重いのか。ダンボール1セット持つだけで手がしびれる。これだけで30kg以上ありそうだ。。

 

今後の作業工程を見て、一番邪魔にならなさそうな敷地内の中心に磁器タイルを置いておく。

 

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出鼻から挫かれた気がする、これは先が思いやられそうだ。

 

大の男二人で床に寝そべって採寸を始める

 

施工初日はタイルの搬入と採寸からスタートした。

 

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明日以降、様々な業者が入ってくる予定になっている。

 

その為の下準備をしなきゃいけない。

 

僕はまだ図面の見方はよく分からないから、幕内に見てもらう。

 

建具(ドア、扉など)を設置する開閉箇所を除いて、ここに軽鉄を立てるとか、ここに什器を並べるとかの大体の目安を墨壺を使ってモルタルの床に記して行った。

 

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この日はできれば初日だから終電で帰ろうと幕内と話していた。幕内の言う通りに従ってサクッと採寸を終わらせ、その日は終電で帰途に着いた。

 

現場管理職に必要なものは?

 

現場管理として働く上で最低限あった方が良い小道具は以下の3つ。

 

まずは軍手、これは作りによっては少々値段が上がるが、作業内容によっては指先に感覚があった方がよい。

 

次にカッターナイフ、搬入された資材は基本的には梱包されている。これらを開けるにはハサミでもいいがカッターナイフの方が楽だったりする。正直柄の部分はなんでも良くて、大事なのはすぐに切れなくなる刃。替え刃は常に用意しておこう。

 

最後に必要なのがメジャーだ。

 

僕が持っていた5.5mのメジャーは新卒で東京に就職した時に大阪から持って出た父のものだった。

 

新しい住まいに置く為の家具の大きさを測ったりする為に持って行って自宅で埃を被っていたはずが、まさか仕事で使うとは思ってもみなかった。

 

しかし残念なことに、このメジャーは大体の大きさは測れるが、金属製の巻き尺部分が捻れて曲がっていた。

 

細かな大きさまでは測れないメジャーをこの仕事で使ってはいけない。そんなメジャーを使っている人はそんなに高いものでもないので買い換えた方が良いだろう。

 

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