フリーターと化して今やっと自分が底辺にいる事を知る。その12

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コンビニで働いて早2ヶ月が過ぎようとしていた。正月がやってきて無事僕は年を越すことができたのだった。

 

アルバイトであっても働いている以上はだいぶ生活が楽になってきた。

 

楽になったって言ってももちろん贅沢はできない、まだ同い年の人並みにも稼げていない。でも彼女と遊びに行った時に彼女にお金の心配を掛けなくなったのは男としても、人間としても情けないなぁ…という気持ちは少なくなってくる。

 

フリーターのささやかな楽しみ

 

仕事の上がりにちょっとしたお菓子を買って帰ったり、仕事の休憩時間にコンビニから四谷消防署を挟んで西にあるドコモショップで端末のモックを物色して研究するのがフリーターの僕のささやかな楽しみだった。

 

 

ドコモショップへ行くと、店頭にかっこいいスマホやガラケーが並んでいる。

 

ふとまた新卒で入った会社の事を思い出した。

 

新卒で入った会社は某大手通信商社で、僕は研修の一環で某キャリアショップでショップ対応の研修を受けたこともあったからだ。

 

僕が最終的に配属されたのは商品企画部、その当時格安SIMという言葉はまだ存在しなかったが、僕が居た課の当時のメイン商材は今で言う格安SIMそのもの。これをどうにか他の商材と組み合わせて売れないかを考える事業部に居た。

 

そこに配属されてから紆余曲折あって、直の上司に帰りの池袋駅の東口改札の中で「このまま仕事の姿勢が変わらないようだと、僕は必ず課長に君は商品企画部に向いていないと報告する!」と言われたことも思い出した。

 

その時、僕は自分の仕事に対する姿勢のどこがどう悪いのか、どうしたら改善されるのかさっぱり分かっていなかった。

 

そして何よりも商品企画部で一番大切とも言える社内コミュニケーション能力が一番欠如していたのだ。

 

法人のお客さんにモノを買ってもらうコミュニケーションスキルももちろん大切だと思う、でもそれ以上に社内でのコミュニケーションスキルもまた大切だったのだ。それは自分の頭では会社を辞めてからやっと気付いた。

 

人とコミュニケーションを上手く取れないと人とする仕事は崩壊する。そんなことも分かっていなかった。

 

でも当時はそれでも自分は真面目にやってると思い込んでいた。朝から晩まで会社にカンヅメなわけだし。。

 

会社を辞めるという大きな決断をした(僕の場合は大きな代償を払ったが正しいのかも)が、会社を辞めてから自分の何が足りなかったか、何がダメだったのか、社内コミュニケーションがなぜ上手くいかなかったか、が僅かでも理解できただけまだ良かったと思う。

 

年始はコンビニのおせち料理を食す

 

三が日がすぎたある日、お店の副店長に「サイハンくん、これ食べて帰ったら?」と3重に連なるおせち料理をもらった。

 

お店の決まり(方針)で食品は持ち帰ってはいけないことになっている。そのおせち料理、これをここでなら食べていいとの許可が出たのだ。

 

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これは当時の僕の1ヶ月分の食費に匹敵するレベルの価格の食べ物だった。

 

こんな貴重なものを残して帰るわけにはいかない。食べ切れるかどうかは問題じゃない。寿の箸を割り、早速食べ始めた。

 

肉巻きのような料理がかなり食べ応えがある、そして硬い。よく噛む。顎がガクガクになってきた。

 

美味しいことは美味しい、でもこの量はどれだけ腹が減っていても食べきれない。。僕の胃袋は満腹の信号を脳に送ってきた。

 

でも持って帰ったらダメだって言われてるし、、それでも一食分でも浮かせたい気持ちが強かったし、それだけ貧乏だったからこっそりその日持ってきたお弁当箱に無理やり残りのおせち料理を詰めて帰った。

 

三が日が過ぎ、翌日休みだったが、絶対翌日は食べたくならない!と思っていたおせち料理を冷蔵庫から出して食べてみると、無茶苦茶美味い!

 

僕は、朝から美味しいコンビニのおせち料理の残りものを食べながら、無事新年を迎えることができたのだった。

 

去年は数々の失敗をしたが、今年は良い年にしたいと思った。

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