フリーターと化して今やっと自分が底辺にいる事を知る。その9

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前回渋谷で飲んだ後に、もう一度かおりとまさみにあった話をしよう。

 

僕のネットワークビジネスへの勧誘は、まさしくこのかおりが主役だった。

 

先生のところへお願いしに行く?

 

「今日は先生のところにお願いしにいくよ!」とかおりが言いました。

 

先生のところって?一体何の先生?

 

で、俺はなんで行かなきゃならんの?(笑)

 

色々自分の中で思うことはあったのですが、何せ押しに弱かったので、何でも人生勉強だと思ってこの日は二人に着いて行くことに。

 

彼女らと中央本線水道橋駅を降りて、数分掛けて歩きます。

 

 

この二人は一体どこに向かっているんだろう?僕をどこか危ない場所に連れていこうとしている感じは無いらしい。

 

2回程ご飯に行ってるけどどうやら美人局でもなさそうだし、一体何が目的なんだろう・・・?と本当に不思議でした。

 

歩くこと10分、明らかに周りの建物とは違う雰囲気を醸し出している大きなタワーマンションに着きました。鈍感な僕でも状況がだんだんと飲み込めてきます。

 

マンションの入り口にメガネを掛けてスーツを着た60代ぐらいの管理人が居ました。

 

かおりは顔見知りのようで、親しげに話してマンションの入り口を顔パスで通過します。

 

僕とまさみも続いて通過しました。

 

エレベーターで11階まで上がって、ある部屋の前でかおりは止まりました。

 

「サイハンくん、いい?これから会ってくれる人は凄い人だから、くれぐれも粗相のないようにね!」

 

すごい人ってなんなの?何で凄いの?どうすごいの?

 

もう正直僕をここまで連れてきた理由が未だによく分かってなくて、一体何なの?という気持ちがいい加減に口から出てきそうでした。

 

でも、いきなりこの扉の向こうに凄い人がいる!って言うもんだから、その凄い人って何よ?

 

確かに凄い建物に住んでんだろうからそりゃ凄いだろうなぁという気持ちの方が前に出てきてしまって、とりあえずかおりに言いたいことは全て後に置いといて、まずはこの扉を開けてみようじゃないか!

 

インターフォンを押すと、ガチャ!「はいはい?」とどうやらその凄い人とやらの奥さんがインターフォン越しに出てきました。

 

「〜さんはいらっしゃいますか?」とかおりが聞くと、

 

「今出かけていますが、時期に戻りますので宜しければ中でお待ち下さい」と扉を開けてくれました。

 

中で待っていたのは?

 

中に入ると、それはそれは立派なお部屋でした。でも、何かお金持ちな感じとかはなかったです。

 

ただただ部屋が広い!(空間が広い)、そして物が少ない。何か大人の余裕を感じ取れるような部屋でしたね。

 

壁に立てかけてあるサーフボードが海の男を連想させます。その凄い人っていうのは果たしてどんな人なんだろう?と。

 

三人で席に着いて待っていると、数分後にその凄い人は戻ってきました。

 

黒髪の短髪(なぜか寝癖が付いてる?)に無精髭を生やし、白いTシャツ一枚に紺のデニムの短パン。大体30代半ばぐらいでしょうか。

 

「今日はこの子を連れてきました!」とかおりが言うと、その男性は「そうか、君、いくつ?」と僕に微笑み掛けてきました。

 

自分の名前や年齢を伝えると、職業を聞かれたので、今はサラリーマンを辞めて無職だということを伝えると、

 

「それは早く何かに就いた方がいい」とだけ言われました。

 

結局そんなたわいのない話をしてそこでの会話は終わったのですが、本当に何の為に行ったんだろう??

 

タワーマンションを出てから、後からかおりから聞いた話だと、彼は少し前まで奥さんと6畳一間の賃貸住宅に住んでいたそうなのです。それも5年ぐらいでしょうか。

 

そこから具体的な手法は分かりませんが、今は水道橋近くのタワーマンションに住んでいるようですね。

 

凄い人との初対面が終了してからちゃぶ台をひっくり返す

 

また水道橋まで戻って、その改札口で2人と別れました。「サイハンくん、それじゃあ気をつけてねー!また連絡するね!」とかおり。

 

2人と別れると、すぐその後にかおりからSMSが届きました。「今度は絶対先生にお願いしに行こうね!」みたいなメール。

 

その場で返すことは止めておきましたが、数日後またメールが届いてたので、はっきりと自分の意思を示しました。

 

「ネットワークビジネスですよね?僕はやりません。興味ないです」と。

 

それからかおりからの連絡は途絶えました。

 

・・・

 

まさか、師匠が言った通りだったとは。。

 

ここ半年内にあった出来事を頭の中で思い返しながら、寒い渋谷で僕は師匠が到着するのを待っていました。

 

続く。。

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