新卒で入った会社を辞めて本当にロクでもない生活を送ったけど、そのおかげで今の自分がある!

渋谷センター街のハロウィン

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皆さんは、サラリーマンを辞めたことはありますか?

 

そんな勇気を持ったことがありますか?

 

今の私にはないですが、昔の私にはありました。

 

(このまま続けてウマの合わない上司と毎日オフィスで半径1メートル以内に一緒に居て、本物の病気になるくらいなら辞めちゃえ!!)

 

若さゆえの自分勝手さがそうしたのか、そんな勇気がありました。

 

そして実際サラリーマンを辞めてみたら、なんか本当に色んな事がありました!

 

結果的に良かったのか悪かったのか未だに分かりませんが、1年3ヶ月間サラリーマンやってた時よりとても濃い時間(人生)を過ごすことになりました。

 

お金の面でもそうですが、自分は本当に生かされているんだなぁ…という感じでした。

 

サラリーマンだと本当に毎日が自宅と会社の往復でしたから毎日が新鮮で1日1日を生きている感じがありましたね。(今はまたサラリーマンなんですけどね)

 

別に行く所ないけど渋谷でも行くか

 

私が会社を辞めた日に出かけたのは若者の街、渋谷。

 

それは1年3ヶ月の間、ひたすら自宅と会社の往復に使った東武東上線の池袋駅を離れたかったから。

 

池袋でぶらぶらしてるだけで同僚と顔を合わしかねないというリスクもあった(笑)

 

平日の10時過ぎというのにハチ公前広場には既に若いギャル達がちらほら見え始めていました。

 

 

(渋谷は平日でもこんな感じなんだな〜)

 

仕事以外で平日の朝から渋谷に来ることなんてまずないだろうな、今日からニートの私を除いて(笑)

 

渋谷に来たのには小さいけどもう一つの理由があった。

 

それは師匠に会いたかったんです。

 

何の師匠かって?

 

会社を辞める2ヶ月ぐらい前、ある人のブログを見ていました。

 

その人のブログのタイトルは、渋谷クエスト。

 

今から思えば、なんでそのブログ見てたんだろう?って思います。

 

(渋谷の一体何をクエストするんだ?)

 

実は渋谷クエストはナンパサイトでした。

 

私は高校の頃に26歳の人をナンパをしたことがあります。

 

なんでって聞かれれば、なんか刺激が欲しかったから。

 

男ってある年齢になると、自分を試してみたくなる時ありません?(笑)

 

大学時代も片っ端からというわけではありませんが、4〜5人ぐらいは告白した気がします。

 

この渋谷クエストを読んでいると、フツフツとまた昔のようにナンパしたいなぁ…!とギラギラした気持ちが湧き上がってきました!

 

ブログを読み終わって、下の方を見てみると太字でメールで合流仲間緊急募集中!と書いてある。

 

!!

 

これを見て、私は居ても立ってもいられず思わず彼にメールを送りました。

 

「初めまして、さっきブログ見ました。23歳っす。俺も昔ナンパしてました。なんでそんなに上手くいくんすか?」と。

 

すぐには返ってこないだろーなーと思いきや、

 

数分後に確認してみると、来てる来てる!(笑)

 

「はじめまして^^渋谷クエストです。渋谷であれば、庭なので、よかったら、今度お見せしましょうか?」

 

・・・

 

そんな流れでお互いの関係が始まった渋谷クエスト師匠と今日は渋谷で合流です。

 

「お疲れっす。今日渋谷に居ます、良かったら会えませんかね?」とラインしてみる。

 

「今日は渋谷居ないけど、飯食うなら顔出すよ?」とすかさず師匠から連絡が。

 

「ありがとうございます!渋谷のスクランブル交差点のスタバで待ってますね!」

 

師匠が来るまでの間、渋谷のスクランブル交差点を見下ろすいつものスタバで本を読んでいました。

 

約300ページもの単行本が2冊、なかなか読み応えがあります。

 

内容は一言で言えば、お金に関する知識の本。

 

お金の正しい使い方や不動産投資に関する知識、金儲けに関する情報がところ狭しと載っている本でした。

 

大学の頃から、堀江貴文さんが書いているお金に関する知識の本や起業本が好きでした。

 

読んでいると決してお金が手に入った訳ではないのに、なんかドキドキワクワクできるからです。

 

本を読み始めて1時間が経った頃、電話が鳴りました。

 

それは1ヶ月程前に、とあるきっかけで出会った女性、まきからの電話でした。

 

「サイハンくん?さっきまなみんから電話があったけど、会社辞めたらしいね。どうして?」

 

(どうしてって聞かれても、辞めたものは辞めたんだし、困るなぁ・・・)

 

「良かったら、今日の夜ご飯いかない?まなみんも後から合流できるみたいだし」

 

まきは実は私が1ヶ月前にナンパした女性で、その日に近場の居酒屋に行って少し仲良くなりました。

 

それから、なぜかルームメイトのまなみんという女性も紹介されました。

 

まなみんはどういう理由か知らないけど、やたら私におせっかいを焼いてくれて本とか貸してくれます。

 

そう、この2冊の単行本もまなみんが貸してくれた本です。

 

 

この時、まだ私は何も知らなかったんです。この本がどういう人が持っている本かを。

 

「分かった、20時過ぎぐらい?」

 

「うん、多分それぐらいに終わると思う。また仕事終わったら連絡するね!ところで今どこ?」

 

「渋谷だよ」

 

「道理で賑やかだと思ったら!なに〜?またやってるの?笑」と茶化すようにまきが言う。

 

「違うよ、まなみんから借りた本をカフェで読んでるだけだよ!笑」

 

「ふふっ、そうなのねー分かったわ。また後でね、じゃあね」と電話が切れました。

 

そうこうしているうちに師匠がビックスクーターで渋谷に到着。

 

「センター街にいるよ」と連絡が来たので、スタバを後にしました。

 

師匠と会うのは数ヶ月ぶり、相変わらず健康そうなガッチリとした体格。

 

「お疲れっす。わざわざ来てもらってすみませんね」

 

「いやいや、俺も飯食いたかったしさ」

 

「おーおー、元気?サイハンくん久しぶり、最近調子どうですか?」

 

いつもの口調で話し始める、師匠。

 

「最近は全然ですね」

 

「え?そうなの?飯はビュッフェでいい?」

 

「はい!」

 

渋谷センター街にある師匠が行きつけのビュッフェに向かいました。

 

師匠は身長180センチなので、私より少しだけ身長が高い。

 

でも今日は仕事の途中らしくスーツでビシッと決めていて、革靴を履いているせいかいつもより背が高く見えました。

 

会社を辞めた今の私には、何か安心感を与えてくれる人だった。

 

渋谷の行きつけのビュッフェで

 

渋谷から少し離れた所に小洒落たバーがあり、昼間はビュッフェをやっていました。

 

 

テーブルに着くと、店員がやってきます。

 

私は彼のオススメのスパゲティとビュッフェを注文し、彼はグラタンみたいなのとビュッフェを頼んでいました。

 

「サイハンくん、最近どうよ?」お絞りを広げながら師匠は言った。

 

「そうっすねー、最近はホントご無沙汰してますねぇ。引越しとかで忙しかったんで」

 

「おーおーそういや引っ越ししたって言ってたね、どこに越したの?」

 

「池袋から山手線の外側、電車で10分ぐらい行った中板橋ってとこっすよ」

 

「そうなんだー若干渋谷遠くなっちゃったんじゃない?」

 

「そうなんすよねー、ちょっと行きにくくなりましたね」

 

二人はビュッフェを取るために席を立ちあがった。

 

「じゃあ女の方はどうなのよ?」

 

大量のベビーリーフをトングで掴みながら彼が言う。

 

「いやー何もないっすね、あれから」

 

私も黙々とレタスを取り続ける。

 

「前結構いい感じだったの女はどうしたの?」

 

「ああーまだ続いてますよ、結構飲みに行ったり、友達紹介してもらったり」

 

「紹介?」

 

師匠の目が大きくなった。

 

「あー、なんか大勢で飲んだんすよ、駅はどこだったかな…あれは代々木かな」

 

「ふーん、それってどういう集まり?」

 

「わかんないっす。なんか頑張ってる人達みたいな」私は笑いながら答えた。

 

「宗教とかさ、そういう感じじゃないよね?」

 

両手にアールグレイとジャスミン茶を持って戻ってきた彼が言う。

 

「そこは大丈夫っす、壺とか買わされてないんで」私はサラダをほおばりながら自信満々に答えた。

 

「その大勢の飲み会って何人くらい来たの?」

 

「確か15人くらいでしたかね…」

 

「男女の比率は?」

 

「んー女の方が多かったかもしれません」

 

彼はまだ宗教ではないか心配している様子だった。

 

そうこうしているうちにスパゲティが到着した。

 

このスパゲティがなかなかいける、美味い。

 

「まあこれから壺とか売りつけられそうになったら渋谷クエストさんに言いますよ」

 

「今聞いた話だと多分大丈夫だと思うけど。そうだね、宗教とかそういうネットワーク系の女には気を付けた方がいいよ。俺も何度かそういう女に出会ったことあるけど、口説こうとしても話聞いてくんないもん。全部そっちに話持ってっちゃうからさ」

 

グラタンを口に運びながら、彼は言った。

 

「確かにそれは話にならないですよね、向こうからしたら商売相手なわけですし、僕らの下心なんてどうでもいいみたいな感じっすよね、まさにミイラ取りがミイラになるみたいな」私は笑いながら言った。

 

「そうそう!ホントそれなんだよ」

 

彼は大きく頷くと、アールグレイを一気に飲み干してこういった。

 

「さ、そろそろ帰るかサイハンくん」

 

帰り道、ビックスクーターが停めてある駐車場まで師匠と一緒に向かった。

 

「でっ、今更本題の話なんですが…」と私は言いにくそうに言った。

 

「あーなんだっけか、仕事辞めたんだって?サイハンくん」

 

「はい」

 

「で今、困ってますって感じ?」

 

師匠は鋭かった。

 

「はい…まあ」と目を伏せた。

 

私も勢いで仕事を辞めたものの、特に次のあてがあるわけではなかった。

 

もう一度、就活生として再スタート。採用までの道のりは長く険しいはず。

 

東京で一人暮らしでアルバイトで食っていくことは出来ないことはないだろうが、それ相応に厳しいことだろう。

 

「その事は分かった。認識はしておくよ」

 

師匠は目を閉じてそう言うと、後ろを向いてビックスクーターの座席部分からヘルメットを取り出した。

 

「これが『35歳で会社辞めますって言ったら、お前大丈夫か?』ってなる。けど、サイハンくんはまだ20代前半でしょ?」

 

言葉の重みは年齢によって変わる。大丈夫だよ、やりたいようにやればいいんじゃない?」

 

「俺はもちろん責任は持てない。でも決めたんなら、若さを大事にその道を進んでみなよ。また渋谷でうどん食べよう」

 

彼はまだ出会って3ヵ月も経っていない私のことを親身に考えてくれているようでした。

 

「じゃあまた合流しようぜ」

 

そう言うと師匠はビックスクーターで走り去っていった。

 

私はすぐ、ラインでお礼の文章を作った。

 

「今日はわざわざありがとうございました。また宜しくお願いします!」と。

 

返事はすぐに帰ってきた。

 

「真面目な話すると疲れると思うから気楽にいこう!またタイミング合えば、サイハンくんの同い年の子、紹介するよ!」

 

「ニートに女の子を紹介してどうすんだろう、この人は」と思いながらも、私はこの日師匠に会えて本当に良かったと思う。
 

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