3月22日発売予定の日本通信のSoftbank(ソフトバンク)格安SIMは、移動体通信業界にどんなインパクトを与えるだろうか?現行のSoftbank系SIMについても一緒に考えてみよう!

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こんにちは、サイハンです!

来る3月22日に発売予定、日本通信が運営元となるSoftbank系MVNO SIMサービスが注目を集めています。

 

このSIMが今注目されるのは、売れる売れないに関わらず、従来のdocomo系およびau系格安SIMと違って、Softbank系の格安SIMが今まで一般的ではなく脚光を浴びて来なかったからだと思われます。

 

ご存知の方も多いと思いますが、今までSoftbank系の格安SIMが大々的に普及して来なかった理由としては、Softbank(MNO、キャリア本家)↔MVNO(格安SIM各社)間のデータ通信回線の接続料金が、docomo系およびau系MVNOと比較しても高額だったことが1つの要因です。※接続料金は、携帯電話料金の原価に当たるものです。

 

2014年度のMNOのデータ通信の接続料金は、docomoが94万5059円、auが116万6191円、Softbankが135万2562円と、年々下がっている傾向はあります。(レイヤー2接続、10Mビット/秒当たりの月額)

2008年度のdocomoのデータ通信接続料金はなんと1267万1760円です。この6年間で13分の1まで下がっています。

引用:格安スマホの仕掛け人たち(日経BP社)より。

 

docomoの接続料金に比べるとSoftbankの接続料金が依然として高く、MVNOはSoftbankとのデータ通信接続にはなかなか手が出せなかったことが分かりますね。

 

今では当たり前のように、一般のエンドユーザーに利用されている格安SIMは全てdocomo系とau系です。

 

これらも元はと言えば、docomoおよびauキャリア本家↔MVNO間のデータ通信回線の接続料金が下がってきたことから生まれた通信サービス(ビジネス)なわけです。

 

今年の4月からSoftbank↔MVNO間のデータ通信回線の接続料金が見直されて、docomoと同水準になることも期待されています。

 

ソフトバンク、格安スマホ向け回線料3割下げ ドコモ並みに

ソフトバンクは格安スマホ事業者に貸し出す通信回線の接続料金を2017年4月から3割超引き下げる検討に入った。現在はNTTドコモが携帯電話大手3社のなかで最も接続料が安く、格安スマホ事業者の需要をほぼ独占している。ソフトバンクがドコモ並みに値下げすることで選択肢が増え、スマートフォン(スマホ)の料金競争に拍車がかかりそうだ。

引用:日本経済新聞 電子版 2016/10/15 2:10 より。

 

実際にエンドユーザーが利用するSoftbank系SIMの月額料金がいくらになるのか?

 

が一番気になるところですが、サービス開始当初の月額料金が多少高くても、4月からの接続料金見直しを経てリプライスされる可能性も考えられますね。

 

docomo系に続いてau系、そして最後の関門はいよいよSoftbank系MVNO SIMですが、とりあえず日本通信がSoftbankとのデータ通信の相互接続の扉をこじ開けました!

 

今回の出来事で、日本の全てのキャリア本家からMVNOへ通信サービスが開放されることになるので、通信業界で言えば記念すべきキャリア本家ネットワーク開放の瞬間であると言えるでしょう。

 

有ることは有る、Softbank系格安(?)SIM

 

ところで、まだ日本通信からSoftbank系格安SIMが発売されていない現時点でも、Softbank系SIMサービスは一応存在しています。

 

しかし、この既に存在しているSoftbank系SIMと言っても正直一般的なものではありませんし、ユーザーが背負う月額料金もまだまだ高く、その他のしがらみも多いのも確かです。

 

この機会に、その他のSoftbank系格安(?)SIMについても見ていきましょう。

 

格安かどうかは最終的にユーザーが判断するものですし、比較する対象にも依るので(?)にしています。

 

Hitスマホ(飛騨高山ケーブルネットワーク株式会社

 

この会社は岐阜県高山市に位置する会社で、Softbankの通信ネットワークを使用したSoftbank系SIMサービスを展開しています。

 

早速Softbank系SIMカードの月額料金体系を見ていきましょう。

 

選べるプランは全て音声通話オプション付きのSIMカード(デュアルタイプ)で、データ通信専用SIMカード(シングルタイプ)はありません。

 

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飛騨高山ケーブルネットワーク株式会社よりお借りしました。

 

最低料金プランで3GBの高速通信が付いて税込2,138円、これは果たして格安なのか?微妙なライン。。笑

 

これで、SIMロック解除未対応の旧Softbank版の端末が使えるのであれば、ぼちぼち使える人は出てくるでしょうが、どうやらSIMロック解除未対応の旧Softbank版の端末では通信できないようです。

 

HitスマホのSIMに対応している端末のラインナップとしては、ARROWS M03、SAMURAI MIYABI、Priori3 LTEのSIMフリー3機種のみです。

 

そう考えると、現時点でSoftbank版でSIMロック解除に対応しているスマホは限られているので、それらを持っている人だけ、Hitスマホラインナップの端末を持っている人だけ、或いは通信対応しているSIMフリースマホを持っている人だけの使用者限定のSoftbank系SIMカードなわけです。

 

それ以外のSoftbank版の白ロム端末は、HitスマホSIMカードの通信ネットワークは使用できません。

 

docomo系、au系格安SIMの場合でも、対応端末の可否やVoLTE対応SIM(マルチSIM)を利用する上でのSIMロック解除必須など多少のしがらみはありますが、同docomoおよびauキャリア本家の白ロム端末に挿入してそのまま使える端末も比較的多いです。

 

その反面、HitスマホのSoftbank系SIMカードは月額料金体系も含め、未だにSoftBank系格安SIMとは言い難いレベルの利便性&実用性上のしがらみがあると言えるでしょう。

 

U-mobile(株式会社U-NEXT)

 

橋本環奈さんがイメージキャラクターで有名なU-mobile(株式会社U-NEXTが運営元)も、U-mobie SUPERという名のSoftbank系SIMサービスを提供しています。

 

U-mobile SUPERのSIMカードは、Softbankの傘下のY!mobileの通信ネットワークを使用したSIMサービスです。

 

Android端末でAPN設定をする時のユーザー名とパスワードの『ym』がY!mobile回線であることを表しています。

 

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株式会社U-NEXTよりお借りしました。

 

SIMロック解除未対応の旧Softbank版の端末にY!mobileのSIMカードを挿入しても通信できないのと同様に、旧Softbank版の端末にU-mobile SUPER(Y!mobile系)のSIMカードを挿入しても残念ながら使えません。

 

それでは、これもSoftbank系格安SIMとは言えませんね。

 

U-mobile SUPERの動作確認端末一覧には主にSIMフリー版のiPhoneを始め、数多くの格安SIMフリースマホやSIMロック解除対応可能なキャリア本家のスマホが並んでいます。

 

元々SIMフリーで販売されている端末は大丈夫ですが、一覧に載っているキャリア本家のSIMロックが掛かっているスマホは、U-mobile SUPERのSIMカードがSoftbank系のY!mobile系な為、利用前にSIMロック解除が必須となるでしょう。

 

月額料金体系は、Hitスマホと比較しても割高感が否めないのですが、キャンペーンによって契約後12ヶ月間のみ、月額料金が毎月1,000円OFFとなるようです。

 

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株式会社U-NEXTよりお借りしました。

 

また、Hitスマホと同様にU-mobile SUPERも、音声通話オプション付き(毎月300回まで10分間の無料通話可能)のデュアルタイプSIMカードのみの契約となるので、データ通信専用SIMカードの契約はできません。

 

ロケットモバイル(株式会社エコノミカル)

 

ロケットモバイルは、株式会社エコノミカルが運営元のサービスで、Softbank系SIMサービス名はロケモバプレミアムです。

 

このSIMカードもAndroid端末へのAPN設定情報が全て上記U-mobile SUPERと同じなので、回線元はY!mobileであると推測できます。

 

ロケットモバイル公式サイトで音声通話オプション付きSIMを選んでいくと、なんとロケモバプレミアムの名前が載っていません。

 

音声プランの新規契約も受付中止している様子(MNPのみ可)ですし、今は申し込み自体中止しているSoftbank系SIMなのかもしれませんね。

 

U-mobile SUPERと同じく音声通話オプションは必須で、毎月300回まで10分間の無料通話が可能なプランだったようです。

 

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参考までに月額料金は上記表をご覧の通り高速通信制限容量も含め、所謂格安SIMまでは程遠い様子です。

 

日本通信Softbank系格安SIM

 

3社の既存のSoftbank系SIMサービスを紹介してきました。

 

いずれも格安SIMとは呼べる程格安ではなかったり、旧Softbank端末での使用時にSoftbank系SIMと呼べる程の利便性&実用性が無いのが現状です。

 

そもそもSIMロック解除未対応の旧Softbank端末で、そのSIMカードがスムーズに使えない時点でSoftbank系と言ってしまうのは何か語弊があるような気がしますね。

 

今回発売されるのは、SIMロック解除未対応の旧Softbank端末であっても問題なくデータ通信ができるであろうSIMカード。

 

まさしくそんな理想的なSoftbank直系SIMカードになる予定ですが、発売当初は残念ながらAndoroid端末は除かれ、旧Softbank版のiPhoneとiPadでのデータ通信利用のみ可能なようです。

 

しかし、この日本通信が運営元となるSoftbank系SIMも、本当に格安SIMと感じるのかはそのユーザーの受け取り方次第だと思います。

 

今現状で予定されているのは、音声通話オプションが無いシングルタイプのデータ通信専用SIMカードだということだけです。

 

後は、日本通信の公式サイトにも載っている通りですが、株式会社U-NEXTを始めとする8つの販路を検討しています。

 

世間でいう週明け3連休明けの水曜日に発売予定なのに、まだ月額料金も決まってないのかな??と思わせる何も発表が少ない会社ですね。

 

とにかく、ここは少し変わった会社だなぁ…という雰囲気を受けています。

 

日本通信のSoftbank系SIMは売れるのか?

 

iPhoneだけでなくiPadでも利用できるSIMカードが発売されるのであれば、現状iPad AirやiPad Air2、そしてiPad mini3などの2015年4月までに発売されたSIMロック解除未対応のSoftbank版の旧iPadを契約中の方にとっては、少し良いお話になる可能性があります。

 

今の状態がSoftbankで2年縛りであったとしても、端末の残割賦代金がまだ残っていたとしても、もしかすると2年契約の違約金を支払ってまでしても、今回発売される日本通信のSoftbank系SIMに変えた方が2年間のトータルコスト的には安くなるかもしれないからです。

 

今回のSoftbank系SIMカードは、たとえiPhoneとiPadのデータ通信利用に限定されていたとしても、SIMロック解除未対応の旧Softbank版の端末が使えるという意味では、日本で初めてのSoftBank系MVNOサービスです!

 

その分注目度が高まるのも当然ですが、ユーザーの期待を裏切らない月額料金体系や高速通信速度を実現していって欲しいものですね。

 

個人的な意見ですが、このSIMでテザリングが出来れば更に良いのではないかなぁ…と思っています。

 

今後、日本通信の他にもSoftbank系のMVNO SIMサービスを取り扱い始める事業者も増えてくるでしょうし、サービス開始当初のiPhoneとiPad利用に限らず、Softbank版SIMロック解除未対応のAndroid端末での通信も可能になってくると良いですね。

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